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◆2007年12月12日(Wed) 【No Title】 マルベリーは（彼女の名前はわからないので瞳の色からそう呼んでいる）（最も名前を持っているか定かではない）指先の黒をぺろりと舐めて、足元の黒（影を作ることは、飽きてしまった様で）を一蹴した。東の白はどんどん侵食していく。それは腕と、足と、肌と同じ色で、滲んで溶けてしまうのではないかと思われた。足元の黒は暴れている。左腕の赤い線と暗紫色の瞳は恐れを知らない。白も黒をも恐れてはいなかった。反響した先程の台詞に続けて、マルベリーは叫ぶように呟くように言った。 「例えオリジナルではないとしても、この箱庭に嘆いて死ぬようなことはしないわ」 白を抜けて届いているのかは、わからないけれど。 02:46:45 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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